lame

カテゴリ:novel

お寺の横の小道でのこと。 ねずみが日向ぼっこをしていると、三毛の猫がそろりと歩いてきた。 「おや、わたしを食べなさるかねえ」 猫は知らぬげに、暖かい土の上にそっと身を横たえた。 「ねずみを食べるのには飽いたかねえ。ちょっと趣向を変えてみるかい」 そう言う ...

本間洋子は2歳の愛娘しおりを連れて小児科医を訪れていた。昨夜から少し咳をしているので、念のために連れてきたのだ。待合室で手に取った育児雑誌の投稿欄に、洋子はふと目を留めた。 ...

男がいた。男はフリーの映像作家だった。自宅のパソコンで様々な映像を加工編集した。映画製作のようなことをやってみたがさっぱり当たらず、主にCMの映像加工などをして糊口をしのいでいた。映像の女優の服を赤に変えろと言われれば三日三晩夜を徹して赤に加工し、ダメ出 ...

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