最近の超お気に入り。 Joshua Redman Quartet - Headin' Home (Live) 最初はテーマが微妙に変拍子なのかと思ったけど、巧妙なスリップビートっぽい。ピアノはジャッキー・テラソンかと思ったら影武者でした。 ちなみにジョシュア・レッドマンはサックスのプレイが世界一 ...
2008年07月
すだれに朝顔
朝顔が次々と咲くようになってきた。 簾に朝顔は涼しげだが、見た目の涼感だけでは耐えられずクーラーに頼る日々。 200年住宅もいいけれど、年をとったら簾ぐらい朽ちやすい茅屋に住みたい気もする。主が死んで家だけピカピカというのは空しい。 ...
斬新な屋台を見た
駅を降りたら、地元の商店街の祭りだった。 通りをまっすぐ歩けないほどの人また人。どの屋台にも行列ができる中、まったく客のいない屋台を発見した。 きゅうりぼう 100えん きゅうりに割り箸を刺してある。しおあじ。 それはちょっとないわー。斬新過ぎる。時代 ...
ラットマン 道尾秀介
エレベータでの怪談による洒落た導入。練習スタジオでの密室事故。二十三年前?一人の少女が命を落とした事件をなぞるかのような展開に、意外な結末。 全体の意味が結末で二転三転する構成はさすがだが、全体のムードが悲しすぎて好きになれない。ラストには少し救いがあるけ ...
ソロモンの犬 道尾秀介
飼い犬の暴走が、事故を引き起こした。暴走の意味はなんだったのか。 旧約聖書の一説を思わせるダイイング・メッセージ。冒頭の珈琲の安すぎる喫茶店の正体とは。後半のどんでん返しには驚かされる。 巧みな構成で、学生達の姿を活写する青春ミステリ。 ★★★★ ...
感じない男 森岡正博
「男は」という一般論ではなく、「私は」という語り口で、ロリータコンプレックスなどの性の心理に切り込む。 著者によると、12歳前後の女児にひかれるロリコン男には「醜い男である自分と、女になっていたはずの自分の結合によって、母親と切り離され独立した新たな自分を ...
絵小説 皆川博子,宇野亞喜良
浴槽のなかに、二人のほかにはだれもいなかった。 女は、右手で左の二の腕を摑み、間接からはずした。 皆川が選んだ詩をもとに宇野が絵を書き、それを元に皆川が短編を書いたもの。 島の岩肌が女の顔になっている挿絵など、なかなか面白い。 肝心の話のほうは擬古文など ...
片眼の猿 道尾秀介
異形の探偵が、特技を使って活躍する。サングラスを外さない女を仲間に引き入れるが、女には明かせない秘密があった。 遥か彼方で飛行機が落ちる瞬間、電車の中で一人呟く女。女には、飛行機の映像が見えていたのか。 鮮やかに騙される快感! ★★★★★ ...
魔女幻想 度会好一
16・17世紀の魔女狩りの実態を、記録を読み解きひとつひとつ明らかにする。魔女による害(マレフィキウム)を恐れ、怪しい老女の恨みをかわないよう気を使う人。我が子を亡くした罪悪感を、子の世話をしたメイドのせいにして裁判にかける女。男が女を貶めるために魔女がでっ ...
厭魅の如き憑くもの 三津田信三
憑きものなど、数々の因習に捉われた山あいの村。ある娘になにものかが憑くところから物語は始まる。気味の悪い娘の変貌は迫力。 数世代にわたる複雑な人間関係。迷信に懐疑的な少年が出会った怪異の正体とは。 ミステリとしてはややあらがあるが、ホラーや怪異譚として楽 ...
アサッテの人 諏訪哲史
失踪した叔父の残した記録を元に、叔父とその奇行の謎にせまる。 ポンパ、タポンテューなどという奇妙な言葉を発して日常性を忌避する叔父。 文学への問題提起ともとれるが、亡くした妻への執着を見せる叔父の姿には胸が塞がれる。悲恋の描写として、なかなか深いと思う。 ...



