学生運動のさなか、殺人未遂を犯し1968年に中国へ渡った男が、32年ぶりに日本へ密入国した。 毛沢東の文革の荒波にもまれ、下放により寒村に送られていた彼にはまるでアトムの世界に見える東京。 生き別れになった妹を探し、過去の影に怯え、何を掴んだのか。 兄妹 ...
2008年02月
クリントン食品安全問題で対中批判
時事ドットコム:食品安全問題で対中批判=クリントン氏 苦し紛れだろうが、仲間のはずの中国をここまで批判するとは驚き。 まあ下記のような話がごろごろしているから、まったく信用はできないけれど。 ヒラリー・クリントン、華人による政治献金で疑惑深まる ...
妻の帝国 佐藤哲也
妻が民衆国家という理想にとりつかれ、奇妙な手紙で同志へ指令を出し始める。 マンションの一室でろくに家事もせず指令を出し続ける妻は、やがて国家を転覆させるにいたる。 自由を軽蔑し、民衆感覚の共有によって物事は自ずから解決するという主張を持った民衆国家の危う ...
地上最強
カブトとクワガタ、どちらが強いのかは、男の子の永遠のテーマだ。 ヘラクレス・オキシデンタリス フォルスターフタマタクワガタ 角が長ければ強いとは限らない。飾りの角では意味がない。 ところで、雛人形で強いのは、オスとメスどちらなのか。これは女の子の永遠の ...
正義を測れ 小杉健治
土地家屋調査士が、探偵まがいのことをして怪しい事件を解決する。 そのうえ夜はマジシャンとしてクラブで活躍。 さらに行方の知れない妻を捜す彼に、2人の美女が秋波を送る。 なんだかおじさんの妄想全開、ベタベタなすごい小説である。 でも土地家屋に興味がある人は ...
ミツバチ
やあどうも、むし博士です。専門は虫じゃなくて、蟲のほうです。 外で稼いで帰る男を働きバチなんていうけど、働きバチはほんとうはメスなんだってさ。 女王バチと働きバチがメス。オスバチは別にいる。 オスバチはなにをしているかって?交尾だけしているんだって。なか ...
瞬足
子どもが、駿足というスニーカーを履いていた。はやっているらしい。 「早く走れるんだよ」と言うので、「人間機関車ザトペックみたいになれるかもしれないよ」と返したら「そんな変な人いないっ!」と、毛虫を見るような目で睨まれた。 子どもとの付き合いは難しい。 ...
予定日はジミー・ペイジ 角田光代
妊娠を喜ぶ夫と、憂鬱になる妻。 ジミー・ペイジと同じ誕生日になるかもしれない子どもを待ちながら、少しずつ状況を受け入れていく。 出産経験がなくても、こんなにリアリティのあるものが書けるんだなあ。 と、出産経験のない男が言うのはおかしく思われるかもしれない ...
死ぬまでイモムシ
やあどうも、チョイ悪オヤジです(頭が)。 ミノムシのメスは、ずっとイモムシのままでミノのなかにいるんだって。知らなかったなあ。 羽が生えるのはオスだけ。 オスがメスに「やあい、一生チョウになれないイモムシやーい」と言ったんだって。そしたらメスが「かわいそ ...
ブラジル移民100周年
NIKKEI NET リオのカーニバル「日本人移民100年」祝う 移民がこれだけ現地の人に受け入れられているのは、すごいことだなあ。 移民の方たちの人柄か。 大変な苦労を強いられる生活だったことだろう。 それにしても写真はカッコ良すぎる。いいもの見たよ。 ...
メリーゴーランド 荻原浩
無能な上司に幻滅しながらも、テーマパークの再建に奮闘する男。 ただ再建してハッピーエンドという単純な筋ではなく、後半に波乱が待っている。 お偉方や労働環境が戯画的にひどく描かれすぎ、リアリティを欠く。 主人公より年上の登場人物にはたいした人物がいない設定 ...
東京少年 小林信彦
疎開することになった都会っ子の生活。著者の半自伝的フィクション。 飢えた子どもたちが、農家の老婆から「蛙を食う子等」と忌々しげに睨まれた話は悲しい。 現実を受け入れられず、家長の威厳を保とうとする父。疎開っ子同士のいじめの顛末。 空襲を生き延びた父母に、 ...



