「今日は道が込んでいるね」 「は。そうですね。青葉台から高速使ってよろしいですか」 「うむ。渋滞の暇つぶしに打ち明けるとね、僕は実は手ミニストなんだよ」 「は?テミ…?」 「つまり、手は足に較べ、不当に不利な立場に置かれているということを訴えているんだ、 ...
2006年03月
キャプテン翼のように
昔、「キャプテン翼」というやけに肩幅の広い人たちがサッカーをする漫画が流行った。 今はサッカーが大人気で、ファンの騒乱が時に問題になったりもする。 でも、「キャプテン翼」のように自分のシュートに名前をつけて「タイガーショットォ!」とか叫びながらシュートを ...
カラシマミドリ
「カラシマミドリって置いてますか?」 「は。すいません、ここは食品売り場なので、CDなどはないですね」 「そうじゃなくて、真ミドリのカラシが欲しいのですが」 「それは…カラシではなく、ワサビではないですか?」 ...
ミドリノオバサン 伊藤比呂美
カリフォルニアでモンスーン気候をつくりだそうと霧吹きに精を出す50代の著者。 独特の口語体で紡がれる植物についての思い。 この口調が非常に情念的で怖い。かつ魅力的だ。 ★★★★★ ミドリノオバサン 伊藤比呂美 ...
顔と表情の人間学 香原志勢
人間の顔の成り立ちについての考察。 人間はやわらかいものを食べるため、脳と振動を生む顎が近づいたという説ははじめて聞いた。 やや記述が学究的で堅苦しすぎるか。 ★★★ 顔と表情の人間学 香原志勢 ...
毒草の誘惑 植松黎
毒草と聞けば密林の奥へも出かけていき、好き好んで口に入れてみる筆者には驚いた。 毒草図鑑でありながら探検記であり、文明論としても興味深い。 清水晶子の植物画もすばらしい(残念ながらカラーは一部)。 ★★★★★ 毒草の誘惑 植松黎 ...
超隠居術 坂崎重盛
快と楽を求めて生きよう、と呼びかける書。 著者の提唱する超隠居も、隠居の一形態には違いない。 隠居には、やはりどこか粋の精神が必要だ。隠居について語れば語るだけ、それが失われていく気がしないでもない。 退廃的な水島爾保布の挿絵の魅力を知ることができたのは ...
仏・荒川選手へのコメントで謝罪
Yahoo!ニュース - 時事通信 - 荒川選手へのコメントで謝罪=「ご飯一杯の価値」?仏テレビ局 「ご飯三杯はいける!」ぐらい言っておけばよかったのか? 演技はともかく、荒川選手の冷笑で「ご飯三杯はいける!」っていう人はけっこういるみたいですね。人の好みは色々。 ...
砂漠 伊坂幸太郎
「今、目の前で泣いてる人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ」 妙な縁で出会った男女5人の大学生活。 こんな仲間と過ごせるなら、もう一度学生生活をやってもいい。 「砂漠」という題名はあまり手に取りたくならないのでどうかと思ったが、読ん ...
異議なし芳一
武者1「そもそも口頭の契約であっても、契約の不履行により不利益をこうむることはいたしかたありません」 「べぃぃい?ん」芳一、切なげに琵琶をかきならす。 裁判官「静粛に」 武者1「原告の芳一を連れ帰る手はずであったところ、証拠物件082号、すなわち原告の耳だけが宙 ...
亀田兄弟の真実
マスコミで持ち上げられ、ネットではその強さに疑問符が付けられている亀田兄弟。↓ 九十九式: 亀田3兄弟の相手 強いのか?弱いのか? 真実はおそらくどちらでもなく、中間にあるのではないか。そこそこは強いけど…売り方は酷い。 大きなグローブでスタミナを削りあう ...
タンノイのエジンバラ 長嶋有
おだやかに投げやりな登場人物が描かれる短編集。 なにを賭けるでもない女性の恋が描かれた「三十歳」、作者自身の備忘録にも思える「バルセロナの印象」が興味深かった。 エッセイ集「いろんな気持ちが本当の気持ち」に出てくるようなネタを使った会話文があったりする。 ...






