集合住宅での野良猫の餌付けは違法として、地裁立川支部から13日、餌付けの差し止めと住民への204万円の支払いを命じられた将棋の元名人、加藤一二三(ひふみ)九段(70)は、完全敗訴と言える判決にも持論を展開した。行政が支援し、不妊・去勢手術で数を減らしながら世話をする「地域猫活動」が広がる中で、今回のようなトラブルも絶えない。動物愛護の立場からは加藤氏の行動に「仕方なかった」「活動に水を差す」と賛否の声が上がる。(毎日)

加藤一二三九段(*)の敗訴に寄せて、地域猫活動への思いをメモ。

地域猫活動は地域住民の理解を得て行うことが前提なので、今回の件で地域猫に誤ったイメージがつき地域猫活動に逆風が吹くことは、地域猫活動の関係者(以下、関係者)にはお気の毒だ。

しかし自分の狭い見聞でいうと、関係者の方々は「啓蒙を進めれば、多くの地域で地域猫が根付くはず」という考えを持って活動されているようだが、私見ではそれは無理があると思う。

地域猫活動がうまくいっているケースもあるのは確かだが、それはあくまでレアケースであり、今後もそうかわらないのではないか。

また、猫嫌いの住民や被害者(以下、反対派)にも資金協力を求めることにも違和感を感じる(税金から資金提供を望むことも同様)。反対派にしたら、そんなの猫好きな人たちで勝手にやってくれよ、という話だろう。近所付き合いでしぶしぶ協力する人もいるだろうが。

世の中の多くの人は、人間と同列に動物の命も尊いとは思っていないのであり、そういう他者との違いを理解しない限り、関係者の活動は盲目的な宗教活動にとどまらざるを得ないだろう、といったら言葉が過ぎるだろうか。

しかし自分も猫を飼えば考えが変わるのかもしれないし(実際今後飼う可能性もあるだろう)、世の半分は動物愛護の好きな女性なので、実際は自分の思うよりもこの活動が受け入れられる余地はあるのかもしれないな、とも思う。


*しかし普通九段が最高の将棋で千二百三十九段もとってしまう天才加藤氏にしても、手を誤ることがあるのだなあ。