上村松園展に行ってきました。鍵付傘立てが順番待ちになるほどの混雑!連休だからって雨なんだから来んなよー(おまえもだ)。

女性の書く美人画ということで、男性のそれにくらべていやらしさのないのがいいね。卑近な例えを許してもらうなら、少女漫画のような。

最高に上手い少女漫画のグラビアを延々と見るようで、正直好みの絵ではないけどそれなりに面白かった。明治〜昭和初期の人でもあり、実物の絵を見ると思った以上に立体的な彩色がされていたりして日本画に西洋画のエッセンスを加えた雰囲気があった。

しかし、「焔」と「序の舞」を片方ずつしか展示しないというせこい遣り口はどうかね。2回来て欲しいのかもしれないけど、2回も行かないよ。どうしても半分ずつの期間しか借りられなかったのかねえ。

序の舞はさすがに名品なんだけど、好きだったのは虫の音を聴く題材の絵だな。虫は描かれていなくて、視線だけで虫の音を示している構図がいい。

余談…簾の陰の人物を描いたものも多く、簾が薄緑なんだけど割り竹かなんかの簾なんだろうか。近頃は簾といえばワラの色のイメージ。