子ども手当ての混乱が続いている。

【子ども手当】デーブさん「ばかげてる」、マッスルさん「おかしいよ」 外国人タレントから疑問続々

外国人の方には、「帰化したら差し上げますよ」ということにしておけばいいだけだった気もするが。

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子ども手当に外国人殺到、自治体職員怒りの声 困難な「確認作業」

実は入国審査よりも難しいかもしれない確認作業(なにしろその場にいない子どもの存在あるいは不存在を立証する必要があるのだから)を丸投げしておいて、対策には「これから」乗り出すというのだから、混乱もむべなるかな。

書類等の問題は国内で完結する問題ではないので、現行制度では完全な解決方法は「ない」というのが結論だろう。

もちろん子ども手当を「有効な少子化対策」として評価する意見もないではない。


「子ども手当」は悪政か。「子どものいる人」と「子どものいない人」を対置したという意味で、悪政なのではないか。このことに較べれば、前述の確認作業などはまだしも瑣末な事項だ。国民同士の対立や反目を助長する政策はいただけない。

もちろん、悪平等を望むわけではない。少子化を緩やかにしたいならなんらかの方策は必要。ただし手当てのような「もらえる/もらえない」というやり方はまずい。ではどうすればいいのか。

たとえば「金持ち」と「庶民」を対置せず、ゆるやかに差をつける所得税の累進課税制度を考えればいい。あれが「庶民手当」だったら大変だよ。まして所得の問題以上に子どもの問題は一発逆転が難しいケースがあるのだから(50歳子なしの女性にこれから子どもができる可能性を考えてみよ)、よりデリケートな施策が求められるのはいうまでもない。

かといって解決策はさほど難しいものではない。「子ども手当」は廃止し、子どもの人数によって「所得税の控除額」を定めればいいだけ。控除の額については喧々諤々議論すればよろしい。政治家の皆さん、よろしくお願いしますよ。