lame

2007年12月

気味の悪い面々が殺しあう、低俗の極みのクライム・ノベル。 あまりに低俗悲惨に過ぎて、結びの勝手な愛がすがすがしく感じられる。 タランティーノの映画を、日本風に思いっきりウェットにしたような。 通行人を巻き添えに殺しまくり、半端ない血反吐を吐きながら恋人の ...

ペット火葬料金「1体ずつ」のはずが、2体同時焼却 YOMIURI ONLINE 市は「別々のトレーで火葬しており、骨は混ざらない」などとしているが、関係者は「ペットも家族の一員なのに」と反発。市は対応を検討することになった。 この件は完全に市の説明不足のようだ。 しか ...

野崎孝の訳。 退学処分となったホールデン青年の放浪。 聡明な幼い妹、フィービーとのやりとりがとても好きだ。 ホールデンが過って割ってしまった土産のレコードを、大事に机にしまうフィービー。 今時もっと面白い小説はいくらでもあるけれど、多くの人が読んでいる古 ...

山中での心中から生き延びた子ども。 後年の猟奇事件に、彼はどのように関わっているのか。 妨害に会いながら犯人を追う合田の執念。 合田と加納の同性愛がにおわされているように感じたが、どうか。 結末は、やや性急。 ★★★ ...

10日ほどミニチュアダックスを預かっているのだが、こいつは馬鹿だ。 トイレはケージにシートを敷いたものなのだが、かならずケージの外、入り口付近にしてある。 これはどういうことなのか。さえない仮の飼い主へのあてつけなのか。真相を確かめるべく、尾行した。 やつ ...

自由に妄言を書き綴った一冊。 単なるおやじギャグの駄文から傑作超短編まで色とりどり。 下ネタのだだ漏れっぷりといい、本当に力が抜けているなあ。 ★★★★ ...

クラスメートの鞄から、尻尾のようなものが転がり落ちた。 猫殺しの噂のあるクラスメートを尾行する少年が見たものとは。 表題作「熊の場所」はよくできた作品。暴力と恐怖に打ち勝つこと。負けること。それらが力強く描かれる。 ★★★★ ...

物にまつわるエッセイ。 生首を拾った話や、ビデオに対するこだわりが面白い。 かつて原田知世のTVをリアルタイムで見つつ、ベータとVHSで同時に録画していたとか。 今現在の価値を感じすぎたゆえの奇行なのか、映像にたいする倒錯的嗜好が原因なのか。 ★★★★ ...

このページのトップヘ